光学式マークシート読取ソフト Remark Office OMR

専用の機械がいらないOMRソフトについてのレビューです。



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Remark Office OMR について

 光学式マークシート読取ソフトRemark Office OMR ver5.5を買ってみました。
この製品の最大の特徴は、ソフトのみで構成されているということです。自分で設計したアンケートシートの自動読取が一般のスキャナで実現できるという点がウリです。
 アンケート集計というと、マークカードリーダを導入している会社や学校が多いと思いますが、カードでは専用の用紙が必要ですし、質問項目と答えの用紙が別々になったりして、大学センター試験みたいです。
 このRemark Officeだと、普通の紙でアンケートを書けるので、とても気軽にアンケートを実施することができます。 ただし、マークがあるかないかだけしか判断できないので、アンケート作成にはちょっとした工夫が必要です。OCRではないことに注意してください。

購入先:(株)ハンモック Remark Office OMR自体は、アメリカの会社Principia Products製のようで、これをパッケージ化して日本語のユーザーズガイドやヘルプなどをつけて販売しています。

パッケージとインストール

パッケージを開けると、CDとユーザーズガイドが入っています。(ソフトだけなのでこんなものです)

インストールすると、スタートメニューにRemark Office OMRという項目が増えます。インストールについては全く問題ありません。誰でもすぐにインストールできるでしょう。

OMR用フォントのインストール


ついでに、OMR Bubbles FontをPrincipiaのホームページからダウンロードしてインストールしておくとよいでしょう。フォントのインストールは、スタート→コントロールパネル→フォントとクリックし、ファイルメニューから「新しいフォントのインストール」を選べばOKです。このフォントは、○の中に小さく数字やアルファベットが書いてあるものです。10〜12ポイントくらいで使うとよいようです。
ただし、なぜか○だけのものが無いので、これについては、MSゴシックで代用します。「まる」と入力して変換すればOKです。マニュアルでは、arielとかcourierフォントで「O:アルファベットのオー」を推奨していますが、MSゴシックでも大丈夫です。

アンケートの準備作業

まず、アンケート用紙を作る作業が、ちょっとコツがいるかもしれません。ポイントは、

  • アンケート用紙はワープロや表計算ソフトで作成しプリンタで出力。これを元原稿と呼ぶことにします。質問に対する回答項目が3つ以上の場合には、それらを等間隔で並べることが重要です。
  • 元原稿を輪転機(リソグラフ等)で印刷します。これをアンケート原票と呼ぶことにします。もし、アンケートの枚数が少ないなら、プリンタで元原稿を必要枚数分出力し、そのままアンケート原票としても構いません。また、輪転機でなくコピー機でももちろんOKです。ただし、大量枚数の場合はコスト的に輪転機が有利です。
  • Remark Officeのテンプレートエディタを起動し、スキャナでアンケート原票を読み込む。
  • アンケート回答欄をお絵かきソフトの要領で囲み、プロパティを決める。この作業が重要です。
  • 保存しておく。

私が作ったアンケート用紙の例です。

アンケートの取り方

アンケートそのものは、鉛筆でも、ボールペンでも、青でも赤でも構いません。結局はスキャナで白黒入力にしてしまうので、明度の差があれば大丈夫というわけです。この点、普通のマークカードより柔軟ですね。また多少はみ出していても、あるいはきれいに塗りつぶされていなくてもかなり認識してくれます。
しかし、極端に薄い鉛筆(2H以上のもの)は認識率がぐっと下がります。従って、濃い鉛筆か、ボールペンという指定をしたほうがよいでしょう。

読み込みと集計

さて、次は、アンケート実施後の集計です。

便利な機能

便利な機能

  • バーコードが読める:code39等のバーコードを読むことができます。例えば、いくつかのグループに同じ質問をするとき、あらかじめグループごとにバーコードを印刷しておくといった利用方法が考えられます。また、こっそりシリアル番号をバーコードで入れておくというのもありえますね。
  • イメージをそのまま格納できる:スキャンした書類をそのままイメージで保存したり、あるいは、あるフィールドだけイメージで保存しておくことができます。特にフィールドをそのままイメージで保存しておく方法は便利です。あとでそれを確認しながら、キーボードからテキストを入力できますので、住所欄などはこの方法を使うととても効率的です。
  • 分析・グラフ作成:簡単な棒グラフや円グラフを出したいだけなら、これで十分です。もっといろんな分析をしたければ、excelにデータを渡すことも簡単にできます。

know-how ノウハウ

いかにうまくアンケートを実施するかはやはり、アンケート票の構成にかかっています。私は、下のようなアンケート部品をWord文書に作っていつでも取り出して使えるようにしています。

これは、年齢をたずねるものと性別をたずねるもの。こんな具合に、ひとつのオブジェクトとしてグループ化しておくと便利です。また、できるだけ自分の部品は縦横のサイズを統一しておくと、レイアウトしやすくなります。

このパーツは、マークの仕方の説明用です。こういうものも一度作っておけば何度でも利用できますので便利ですね。

また、マニュアルには、マークは○で記述されていますが、日本では○よりも上記のような楕円の方がなじみがあるようで違和感がありません。これらは、○がMSゴシック10ポイントをWordの横150%拡大機能を使ったもの。@などはOMRフォントで10ポイント横150%です。実際に認識テストをやってみましたが、全く問題ありません。ただし、塗りつぶすのに少し時間がかかりすぎるかもしれません。もうちょっと小さいフォントでも大丈夫だと思います。

感想

想定される利用方法:
市場調査などでアンケートを多用する職種の方や、学校関係で生徒へのアンケートを実施する場合など、用途は結構あると思います。また、実際省力化という面でもかなり期待できます。惜しむべくは、せめて数字だけでも認識してくれれば、飛躍的に使いやすくなるのですが。私なりに工夫したフォームを作成しましたので、それについては近日公開します。